JR東日本テクノロジー株式会社鉄道技術展2025

塗装や仕様など細かなオーダーにも対応

側引戸

開け閉めの安全性だけでなく、快適な空間環境を保つ
密閉性・防水性そして強度を兼ね備えています。
さまざまな車種に合わせて製造が可能です。

FEATURE

外版塗装の実績があり、各車両メーカー様より高評価を頂いています。グラデーション塗装も製作可能です。

接着剤は各種接着強度試験、耐水性試験を実施し、選定しています。これにより接着強度と耐水性を向上させています。

側引戸内部への浸水対策のため、各部に水密シールを施工しています。また、万が一の浸水に備え、内部の水を排出する水抜き構造を備えています。

浸水しやすい窓部には内部より水密シールを施工しています。

各部骨材の継ぎ目には水密シールを施工しています。また、排水用の水抜き穴を各部に設置しています。

水が万が一入り込んだ場合は、水抜きルートを通り全て側引戸外部に排出されます。

側引戸の強度基準は日本鉄道車輌工業会規格「JRIS R 1002」によって定められています。側引戸はお客さまの安全に直結する製品であるため、当社の側引戸は全てこの規格に準拠して設計、製造しています。

剛性の低い窓部周辺に強度部材を追加し、曲げ剛性を高めています。これによって荷重印加時の側引戸のたわみを低減しています。

強度部材であるペーパーハニカムには樹脂含浸品を採用し、万が一の浸水に備えています。また、強い日光にさらされる部位のシール材には、紫外線に耐性のあるものを使用しています。

樹脂含浸ハニカム